ラカントで作るお菓子の後味が「苦い」と思ったことはありませんか?
その苦さの理由と、苦味を消す方法があります。苦みを消す方法は、「おからパウダー」や「クリームチーズ」を入れます。
この記事を読むと、ラカントのお菓子が苦い理由と、苦みを消す上記の食材の入れ方や量が具体的にわかります。
お菓子作りに使うラカントは、味のクセや色がつかない「ラカントホワイト」がおすすめです。
ラカントが苦い理由
ラカントが苦い理由は、ラカントの成分「羅漢果エキス」と「エリスリトール」の影響です。
1番に考えられるのは羅漢果エキスで、2番目がエリスリトールです。
この答えは、私が製造会社に質問し頂いた回答を参考にしました。↓
>>【ラカントの使い方】製造会社に質問した~失敗しないお菓子作り
ラカントの成分は、
・羅漢果エキス(微量)
の2つからできています。
2つとも独特な甘さを持ち、クセのある甘味に苦さを感じていると思われます。
羅漢果エキスの苦み
羅漢果エキスは焙煎されているため、香ばしい黒糖のような味です。この焙煎された香ばしさを、苦く感じている可能性があります。
ラカントにはおもに、ラカントSとラカントホワイトがあります。
今回の焙煎した羅漢果エキスが入っているのは、ラカントSの方です。羅漢果エキスが入っているのでコクのある甘さです。
このラカントSを苦いと感じるなら、羅漢果エキスの香ばしさに苦みを感じている可能性があります。
一方ラカントホワイトは、スッキリとした甘味で、羅漢果エキスに苦みを感じる可能性はあまりないと思います。
ラカントホワイトに使われる羅漢果エキスは、雑味を取り除き純度が高いです。黒糖のようなクセはなく、苦み成分はあまりないのです。
それでもラカントホワイトを苦く感じる人は、おそらく主成分のエリスリトールに反応していると思われます。
エリスリトールの苦さ
エリスリトールはスッキリとした甘さと言われますが、砂糖とはちがう甘みのため、その特有の甘さに苦味を感じる人もいます。私もそうです。
エリスリトールを家庭で使った人は苦いと言いいますが、製造や販売会社は苦みがあると公言はしていないようです。
実際にラカントの製造会社にエリスリトールの苦味について聞きましたが、苦いという認識はないとのことでした。
ただし回答の中で、エリスリトールを苦いと感じる可能性はあると言われました。
それは羅漢果のクセが少ないラカントホワイトでも苦いなら、エリスリトールの独特な甘さが原因かもしれないということです。
羅漢果エキスとエリスリトールの両方が、苦いと感じている可能性もあります。
ラカントのお菓子が苦い
ラカント自体に苦味を感じる人は、ラカント入りのお菓子も当然苦く感じるはずです。
もともと、お菓子作りには大量の甘味料を使います。そのためラカントの使用量も多いので、苦みを感じやすくなります。
ラカントを使うお菓子の苦みを消す一般的な方法は、強めの風味を足して、苦みを気ならなくさせます。ココアやチョコレート、抹茶、きな粉など、味が強めの食材がよく使われます。
もちろんそれもいい方法ですが、フレーバーをつけるやり方にも弱点はあります。
- シンプルな味のお菓子が作れない
- メニューに限界がある
- 強い風味に飽きる可能性
チョコや抹茶の強い味で、ラカントの苦味を気にならなくさせるのも、一つの方法です。
今回はそれ以外の方法で、お菓子の苦みを消します。
苦味を消す方法
シンプルなデザートの味を活かして、ラカントの苦味を消す方法は、おからパウダーやクリームチーズを入れることです。
おからパウダーは少量ならそのクセが出ずに、ラカントの苦味を消してくれますし、クリームチーズの濃厚な味は苦さをまろやかにしてくれます。
これからご紹介するのは、苦くない「生クリーム」と「スポンジケーキ」の作り方です。
この2つが苦くなく、おいしくできれば応用して他のお菓子にも使えます。
生クリームもスポンジケーキも、シンプルですが味のごまかしが効きません。
ラカントでショートケーキを作ると、正直、苦さが気になり、砂糖の時より味が落ちます。
せっかくがんばってって作っても、おいしくないとガッカリしちゃいますよね。
おいしい生クリームとスポンジができれば、ロールケーキやクレープなども作れます。
ラカントの基本情報についてはコチラ↓
生クリームの場合
苦くないラカントの生クリームにするには、おからパウダーを少し入れると、かなり苦味が消えます。生クリーム本来の味も活かせます。
いろんな食材で試しましたが、おからパウダーが一番苦さが消えます。
おからパウダーは、きめの細かい「超微粉」タイプを使って下さい。きめが粗いとクリームの食感ががザラザラになります。
見た目がきれいな白い生クリームにする場合は、ラカントホワイトがおすすめです。さらにホワイトは味のクセがなくスッキリしているので、生クリームの味を邪魔しません。
ラカントSは茶色で、クリームも少し茶色になります。味も黒糖のような風味がつきますが、その味が好きな方はラカントSでいいと思います。
おからパウダーの量
生クリーム200ml(1パック)に、おからパウダー1.5gを入れて下さい。
おからパウダーを入れすぎると、豆臭さがでたり食感にザラつきが出るので、量には気をつけて下さい。
おからパウダーは吸水性が高く、泡立後に入れるとクリーム液を吸って、すぐパサパサになります。なるべく生クリームがゆるい段階でパウダーを入れて下さい。
スポンジケーキの場合
スポンジケーキにはクリームチーズを入れると、濃厚な味がラカントの苦味をまろやかにしてくれます。
クリームチーズはそのままだと硬く生地になじまないので、生クリームを少し混ぜて、ゆるいクリーム状にしたものを使います。
クリームチーズと生クリームの量
6号サイズで焼くとすると、直径18cmです。
卵はMサイズ3個使用するとして、クリームチーズは45g、生クリーム20gを入れてください。
ほかのスポンジの注意点
ラカントを使ってスポンジを焼くと、味が苦い以外にも問題が起こります。
スポンジがあまり膨らまなかったり、冷めた後ジャリジャリした食感になったりします。
これはラカントの主成分であるエリスリトールの特徴です。お菓子に使わず、料理だけならエリスリトールでいいです。
エリスリトールの特徴についてはコチラをどうぞ↓
>>【エリスリトールがわかる】糖質制限やダイエットで血糖値を管理する
お菓子が膨らみずらい、冷却後のザラつきを解決する方法は、コチラです↓
まとめ
ラカントを使うお菓子が苦い原因と、その苦みを消す方法についてご紹介しました。
生クリームには少量のおからパウダー(超微粉)を入れると、苦さが消えます。
スポンジケーキには、クリームチーズを入れることで、濃厚なチーズが苦みをまろやかにしてくれます。
シンプルな味が勝負の生クリームとスポンジケーキがおいしくできれば、他のデザートにも応用できます。
一般的には、ココアや抹茶など風味の強い食材を入れる方法もあります。
ラカントを使って、ぜひおいしいお菓子を作ってくださいね^^
お菓子作りには「ラカントホワイト」がおすすめです↓(色や味のクセがないので)
黒糖のような味が好きで、薄い茶色が気にならない人は「ラカントS」をどうぞ↓