梅雨の時期は、湿気があってジメジメしますよね。
みなさんは、下痢や頭痛、だるさ、むくみなど体調不良を感じませんか？それは気持ち的な問題ではなく、多湿によって肉体的に体調不調になっています。
私は梅雨や天気が悪い時は、体がだるくずっと下痢をしています（涙）。でも漢方のおかげで、だるさが軽くなり下痢は止みました。
近年「気象病」という病気も知られるようになってきました。
今回は私が実際、梅雨時期の体調不良が「五苓散」という漢方を飲むことで改善したお話をお伝えします。
天候不良や湿度の高い時期に、具合が悪くなる人はご覧下さい。
この記事では湿気による体調不良の「原因」と「解決法」についてお話しします。
体調不良は「湿気」が原因
体調不良の原因は「湿気」つまり多湿です。
梅雨時期は長く雨が降り、多湿状態が続くと、不調になりやすいです。
人間の体は約６～７割は水分でできていて、体内の水分を尿や汗で排出、吐息や肌から蒸発させて水分量を調節しています。
湿度が高いと、体は外気でも水分の影響を受けやすく、蒸発による排出がうまくできないため、余分な水が溜まり、体が重だるくなります。
東洋医学では、そのような状態を水滞または水毒と言われ、余分な水分が体に溜まると悪影響を及ぼすと考えられています。
余分な水分はからだを冷やし、血液の流れを悪くします。血液は酸素や栄養素も運びますが、その流れもとどこおり、全身に不調がでます。
もともと、むくみやすい人は、湿気の影響も受けやすいと言われています。
自分がむくみやすいか確認する方法として、自分の舌を出して見て下さい。
- 舌の横に歯型がついてる（横がデコボコしてる）
- 舌の上に「舌苔（ぜったい）」が多い（白いコケみたい）
- 舌全体がぼってりしてる（いつもより厚い）
上のような状態は舌がむくんでいる証拠です。
それは同時に、体全体がむくんでいるというサインです。
私もむくみやすく、舌に歯形がついていますが、みなさんはどうですか？
症状について
症状としては、下記のとおり、いろいろあります。
- 下痢・食欲不振：多湿で胃腸が弱くなる。消化吸収と水分代謝ができない
- だるさ・不眠・不安感：低気圧で自律神経が乱れ、副交感神経が優位のため
- 頭痛・腹痛・関節痛：血行不良を改善のため、血管を広げると痛みも発生
私は湿度の影響を受けやすく、梅雨の時期はずっと何かを食べるとお腹を壊していました。
通常の固形の食事を摂れず、液体の飲み物ばかり飲んでいました（泣）。
私の体調不良が治った～解決法「五苓散料」
「五苓散料」（ごれいさんりょう）という漢方を飲むことで、体調が良くなりました。
漢方医でもあるお医者様に処方してもらい、飲んだら下痢が止まり、体のだるさも軽減しました。
一般のドラックストアでも「五苓散」という漢方薬として、市販されています。
五苓散は、体内に滞ってる余分な水分を出してくれます。
頭痛、下痢、むくみ、飲みすぎによる二日酔いなどの症状に効きます。毎日の下痢も止まり、ふつうに生活できるようになりました。
天気が悪いと気分的な問題で、体調が悪くなってるのではないかと思っていたので、漢方が効くのか疑問でした。
以前、梅雨の時期にひどい下痢と体のだるさが治らず、内科＆消化器科で検査を受けました。でも検査結果には異状は見られず、ストレスという診断でした。
たしかに仕事や生活でストレスはありますが、毎年多湿の時期に集中的に体調不良になるので、イマイチ診断には納得がいきませんでした。
いま思うと湿度によって体調不良になるという診断は、東洋医学のもので西洋医学の考え方ではないと思います。
実際私の話を聞き、五苓散を処方してくれたお医者様は、西洋医学と東洋医学に精通している先生で、「梅雨時期に体調不良になる人って多いよ。五苓散飲むと良くなる人多いよ。」と普通に言っていました。
昨年はしっかり検査も受けて、原因不明と言われてがっかりしたけど、あっさりと解決しました。
実際五苓散を飲むと、すぐに下痢は止まりだるさも改善したので、やはり原因は多湿だと感じました。下痢していた時は食べ物やお腹をケアしていましたが、梅雨が終わるまでは全く良くならず、途方にくれていました。
「なんだぁ、早く気づいてればな～」って心の声、だだもれです。
もし梅雨や天候不良のとき、頭痛やむくみ、腹痛、関節痛など体調不良を感じる人は、湿度の影響を受けているかもしれません。
お腹の調子が悪くなる、別の原因もあります↓
「五苓散」は処方箋なくても買える
五苓散は、処方箋がなくてもドラックストアで購入できます。先日も近所のドラックストアで、梅雨時期の体調不良に「五苓散」が販売されているのを見かけました。
できるなら病院に行き、症状を相談された方がいいかとは思います。もしその時間がなければ、薬局に直接行って、買うことも可能です。
ドラックストアで販売されていたクラシエの「五苓散」は、体力に関わらず使用できます。私が病院で処方してもらっている五苓散も、特に体力に影響なく飲めます。
五苓散の効能は、めまい、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみ、水様性下痢、二日酔いに効きます。
私の実体験から、天候で左右される病気は、我慢しても体調は良くなりません。
もし天気が悪い時に体の不調を感じるなら、体力に関わらず飲める「五苓散」は、あなたの体調不良を改善してくれるかもしれません。
まとめ
曇りや雨で湿度が高いとき、体に余分な水分が溜まり体調不良なっている可能性があります。
もともと、むくみやすい人は多湿に影響されやすいので気をつけた方がよいと思います。
私のように症状に合った漢方を飲むことで、下痢やだるさが改善することがあります。
体がしんどいと仕事や家事をするのも大変です。できれば病院や薬局で相談されるとよろしいかもしれません。
毎日元気に暮らせるって大切ですよね＾＾
