砂糖のかわりに、体にいい甘味料を使いたいなら「てんさい糖」がおすすめです。
てんさい糖(甜菜糖)を使うメリットは4つあります。
- クセのない柔らかな甘さで料理に使いやすい
- ミネラルを含む
- オリゴ糖で腸内環境がよくなる
- 体を温めてくれる
ただし人の体質や体調によって、優先順位は異なります。
糖尿病や糖尿予備軍の人は、糖質が上がり過ぎないよう管理が必要です。
てんさい糖は血糖値を上げますので、血糖値に影響しないラカントの方が向いています。
ただしお菓子を失敗せずに作りたいなら、てんさい糖とラカントの併用をおすすめします。
逆に糖質管理をしなくてもいい人は、てんさい糖はいろいろメリットが得られます。ミネラルやオリゴ糖も摂れ、体も温めてくれるので、白砂糖のかわりに使うのをおすすめします。
この記事では、てんさい糖を使うメリットと、GI値と血糖値の関係、糖質制限ではラカントと併用がいいという事を解説していきます。
砂糖のかわりに使う~「てんさい糖」のメリット
砂糖のかわりに、てんさい糖を使うメリットは4つあります。
<てんさい糖の特徴&メリット>
- クセのない甘さ
- ミネラルを含む(ナトリウム、カリウム、リンなど)
- オリゴ糖で腸を整える
- 体を温める
味は優しい甘さでクセがありません。そのため料理やお菓子にも使いやすいです。
ナトリウム、カリウム、リンなどのミネラルを含みます。
オリゴ糖は、腸内のビフィズス菌の栄養源になるので、腸内環境がよくなります。便秘や下痢に効果があります。
ヨーグルトを食べる時にかけると効果的です。ちなみにシロップの方が顆粒より、オリゴ糖の含有率が高くハチミツのように使えます。実家にシロップはいつもあって、朝食のヨーグルトにかけて食べてました。
てんさい糖は「砂糖大根」と呼ばれ、体を温める効果が期待できます。冷え症な人は、砂糖よりもてんさい糖がいいですね。
マクロビでは白砂糖は体を冷やすと言われ、マクロビの実習で使ったことはありません。
てんさい糖には以上の長所があるため、私が働いていたアメリカの自然派レストランでも、料理やデザートには全ててんさい糖を使用していました。
てんさい糖は血糖値を上げない?
てんさい糖は、血糖値を上げない目的で使わない方がいいと思います。糖は糖なので、てんさい糖も摂取すれば血糖値は上がります。
てんさい糖のGI値は65とほかの甘味料より低く、グラニュー糖、三温糖は100を超えています。
通常GI値が低いと、血糖値の上昇が穏やかになると言われています。
・70以上:高GI食品
・56~69:中GI食品
・55以下:低GI食品
しかし私やほかの人の血糖値検証では、GI値は血糖値にあまり大きく影響しないのです。むしろ糖質が高ければ、それに応じて血糖値が上がります。
甜菜糖の糖質は100gあたり88.6gです。上白糖の99.3gと比べると10gほど低いです。
糖質量がてんさい糖の方が少し低いので、その分血糖値に多少影響はあるかと思います。
血糖値の面だけでみれば、てんさい糖を使っても、血糖値にはあまり効果はないと思ったほうがいいでしょう。
血糖値を抑えたいなら、ラカントを使われるといいです。
しかし砂糖よりはミネラルが豊富で、オリゴ糖が腸にやさしく、体を温めてくれる長所はありますので、てんさい糖を砂糖のかわりに使った方が体にいいと言えます。
ラカントと併用~糖質制限のお菓子に
糖質制限用のお菓子に、ラカントとてんさい糖を併用する方法もおすすめです。
ラカントだけでお菓子を作ると、スポンジなどが膨らまないという問題が起きることがあります。
理由は砂糖を使っていないからです。ラカントは砂糖と違い保水力が弱いので、メレンゲの固さを維持できず、生地が膨らまないのです。
ラカントと一緒に砂糖も使うと、膨らみが良くなります。くわしくは下の記事をどうぞ↓
砂糖を使うなら甜菜糖を使って、てんさい糖の長所を活かし体にやさしいデザートを作るのもいいですね。
まとめ
普段、白砂糖を使うよりも、「てんさい糖」を使う方がメリットが多いです。
甜菜糖を使うメリットは4つで、クセのない味、ミネラルを含む、オリゴ糖で腸活できる、体を温める所です。
さらに糖質制限に力を入れたいなら、ラカントと併用されると、お菓子作りの時にも使えておすすめです。